ガイア最新話感想

第4話

天空の我夢

放映日

1998年9月26日

登場怪獣

超空間波動怪獣 メザード


脚本

長谷川 圭一

監督

高野 敏幸

特技監督

神澤 信一


ストーリー

アパテーとの戦いを終え、ガイアから戻った我夢は、
もう一人の青いウルトラマンを見上げて質問した。
「君は誰?僕たちも味方?・・・それとも・・・。」
青いウルトラマンは、ただゆっくりと頷き、そして姿を消した・・・。

我夢はファイターシミュレーターに乗って、練習をしていた。
しかし、敦子にゲームセンターではないと叱られてしまう。
敦子にフライトシミュレータをあまり使わないように言われた我夢は、
実践向きの訓練をしているのだと言う。
敦子はパイロットではないと我夢を叱った。
我夢は何か反論しようとしたが、それはやめた。
我夢は窓の外に広がる雲のじゅうたんを見た。
そして敦子に向かって一言こう言った。
「・・・空って、いいよね。」

我夢と敦子は司令室へと戻ってきた。
ポイントC3で異常事態が発生していた。
コンソールに座った敦子にジョシーは冗談混じりにこう言った。
「お揃いで遅刻?いいわねぇ」
敦子はすました顔でこう言った。
「おあいにくさま、子供は趣味じゃないの」
ジョシーはちょっと呆れた表情をした。
ポイントC3地区の映像が映し出された。
しかし、そこに映し出されたのは、今までに見たこともない
光景であった・・・。

先行したファイター機から連絡が入った。
「こちらライトニング。オフィス街を中心とした、直径約1kmの地域が
 砂漠化しています。上空から生存者は確認できます。なおも被害地区が拡大しています。」
ポイントC3は高層ビルの建ち並ぶ臨海副都心地区であるが、いつもなら見える
そのビルが姿を消し、都会の真ん中が砂漠化してしまっていた・・・。
堤チーフと我夢は、ピースキャリーで現地へ向かった。
そして、GUARDの地上部隊も生存者の救出へと向かった。
その時、怪獣「メザート」が突如として姿を現した!
それはまるでクラゲのような様相であった。
ファイターがミサイルで攻撃をしたが、ミサイルは怪獣を突き抜け、怪獣の姿は消えてしまった。
怪獣は姿を消しては別の場所へとまた現れた。そのためファイターも攻撃ができなかった。
我夢は、現状での攻撃は無意味と判断し、それを石室コマンダーへと伝えた。
石室はピースキャリーに、ファイター収容後帰投するよう命令した。
千葉参謀は、石室が我夢の主張で簡単に作戦を決めてしまうことに対して疑問を抱いたが、
石室は、我夢が正式な科学担当であるということで、問題がないと判断していた。

帰還した我夢は、司令室で怪獣について説明していた。
怪獣は超空間に存在するもので、現実空間に引きずり出すためには
反発する波を干渉させ、怪獣の存在を一点に集中させるという方法を
とらなければならないと説明した。
我夢は、そのための新兵器を、自分がいた大学の研究室の仲間に作ってもらうことにした。
それを聞いたチームライトニングの梶尾リーダーは、学生に作らせるとは何事かと我夢に
言った。我夢は、大学の研究室にある光粒子加速器の応用で簡単に作れることを説明した。
そして堤リーダーからも我夢の発案で、アルケミースターズが設計図を30分で作成したことを
聞き、梶尾は一応納得したようだった。
梶尾リーダーは、ファイターSS機に新兵器を設置するように言うが、我夢はオプションの装着は
ファイターEXが適していると説明した。
梶尾リーダーは、それなら自分がEX機を飛ばすと言うが、我夢は何か納得していないようであった・・・。

KBCクルーは現場で取材を続けていた。
リポーターの吉井怜子は、砂漠の中に男の姿を発見する。
吉井は、カメラマンの井上倫文に撮影するように言うが、その姿はすぐに消えてしまった・・・。

大学の研究室で作られた新兵器が完成し、ファイター機でエリアルベースへと運ばれた。
さっそく、ピースキャリーにファイターSG2機とEX機を搭載し、出撃した。
我夢はEX機に新兵器を取り付けていた。その新兵器のふた部分に研究室仲間からの
メッセージが添えられていた。

 「ガンバレ!我夢 平和をヨロシク!!」

ピースキャリーは現場へと到着した。そして、なんと我夢は自分がファイターEX機で出撃してしまった!
我夢は、現実の空を飛んで感動するが、実際の飛行経験のない我夢には過酷なものであった。
2機のSG機でチームライトニングも我夢を追いかけるように出撃した。

我夢は怪獣に向かって干渉波を照射しようとするが、怪獣の攻撃を受け失敗する。
EXは墜落しそうになるが、梶尾リーダーのアドバイスによってなんとか持ち直す。
そして二度目のトライで、干渉波を怪獣へ照射するのに成功した。
怪獣は一点に集中し、実体化したのであった!

そして、我夢はガイアとなり、怪獣へと立ち向かっていくのであった。



感想

今回は、ウルトラマンダイナのメインライターであった「長谷川圭一」さんの脚本でした。
ティガやダイナで活躍されたライター陣が続々登場するということなので、今後も楽しみです!

ガイアでは、ティガやダイナのように、新兵器担当という人物がいない代わりにアルケミースターズが
担当していくようですね。

今回は、新しいメカとしてファイターEX機が登場しました。これからも我夢はEX機を操縦していくのでしょうか?
我夢がEX機に乗って墜落しそうになったとき、ものすごい加速力がかかっているため我夢の顔がプルプルふるえている
のが非常にリアルで、またおかしかったです(^_^;)。

今回の怪獣「メザード」は超空間波動怪獣という設定でした。怪獣についての説明が、我々大人が見ても難しいかな?
と思えるところがありました。子供が見ていると言うこともあって、もう少し設定を優しくして欲しいという気がしました。
私としては、こういう設定は嫌いではないのですが(^_^;)、子供に説明するように言われると困ってしまいます。
ある意味ダイナは、子供向けと思われる部分がたくさんありました。しかし、ティガは子供向きではない部分が
結構多くありました。本当は、ガイアに子供向け部分を求めているわけではありませんが、すべてを物理現象に結びつけて
いくことには、私としては違和感を感じます。

敦子は毎回、我夢のことを「子供呼ばわり」しないと気が済まないようですね(^_^;)。

我夢は、EX機内でガイアに変身しました。ダイナの時と同様、飛行機の中での変身は、コックピットから光が発せられるために、
すぐバレてしまうと思うのですが、そこまで深く考えてはいけないのでしょうね(^_^;)。
それでも自動操縦で飛ばしっぱなしと言うのもやはり無理な設定のような気がしますが・・・。

KBCレポーターの吉井怜子に、カメラマンの井上が「リンブンって呼ばないでくださいよ!」と言っていました。
リンブンって何かな?と思ったら、井上の名前、「倫文」を音読みにしていただけなんですね(^_^;)。

石室コマンダーは、我夢の無断出撃に対して厳重なる処分を行うと千葉参謀に言っていましたが、千葉参謀が去った後に
みせた石室の表情から、ひょっとして処分はないのでは?と思いました。
石室コマンダーは、アルケミースターズのメンバーである我夢をかなりの信頼している気がします。
しかし、それだけなのでしょうか?我夢の熱意に何か同調するものがあるのでしょうか?
いずれにしても、相変わらず石室コマンダーの、本当に考えていることが見えてきません。

最後に、KBCの田端ディレクターが、今回の事件の被害者達が一様に「誰かに頭の中を覗かれていたようだ」と
いっていたと言っていました。人間を調査するために、怪獣を送り込んでいる・・・。誰が、何の目的で?
突然現れた、アルケミースターズの出現と何か関係があるのでしょうか?
これからの展開が楽しみです。


次回は、いよいよアグルがクローズアップされるようです!

次回は PM5:30 からの放映です! お間違えなく!!
(放映地区によって異なるかも知れません、必ず新聞等をご確認下さい!)

次回予告

もう一人の巨人

神の使いか、悪魔の使者か?
ガイアとアグルの強烈タッグが、深海怪獣と大バトル!君の熱いエールは誰に?



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