ガイア最新話感想

第20話

滅亡の恐竜

放映日

1999年1月23日

登場怪獣

絶対生物 ゲシェンク


脚本

川上 英幸

監督

原田 昌樹

特技監督

原田 昌樹


ストーリー

チームハーキュリーズの吉田リーダーは、XIGスティンガーのそばでテレビを見ていた。
テレビでは、KCBの吉井玲子が先日多数発見された、恐竜の卵についてレポートしていた。
我夢は、スティンガーへ弾薬を積む手伝いをさせられていた。
吉田は、恐竜やマンモスなど、絶滅した動物が好きであった。

同じテレビを、藤宮も体を鍛えながら見ていた。
その卵には別の生物の卵が産み付けられているということだった。
恐竜の卵の研究をしている津田博士は、その卵を調べることにより、恐竜の絶滅の謎が
解明できるかも知れないとテレビの中から伝えていた。
「絶滅・・・」藤宮はその言葉に反応していた。
藤宮は須貝教授になりすまし、恐竜の卵が保管されている「修央大学」へと侵入した。
津田博士の助手の三原研究員は、藤宮を研究室へと案内した・・・。

我夢は昼食を取るために食堂へ来ていた。席に座りふと考えた。
(ある環境を支配してきた動物が、一斉に淘汰される。それが地球の意志?
 いや、それが破滅招来体による襲来によるものだとしても、その要因となるものは?)
そこで、藤宮の言葉が思い出された。
(今の人類は、自然の頂点に立つには自己中心的すぎる・・・。)
我夢は突然頭を叩かれた、梶尾とライトニングのメンバーが食事へとやってきたのだ。
梶尾は我夢の居るテーブルへと座り、メンバーの二人は別のテーブルへと座った。
我夢は梶尾に、破滅招来体のせいとはいえ、なぜ怪獣が出現するのか考えたことがあるかと
聞いた。梶尾はしばらく考えた・・・そして答えた。
「わからん。元々考えるのはおまえの仕事だ。ただ、怪獣も地球の生物とするならば、
 それが人間社会にふさわしくないからといって、無下に殺すのはどうかと思うときもある。
 だがな、その怪獣によって殺されたり、家を失ったり、様々な理由で涙を流す人たちがいる。
 俺はパイロットだ。考えすぎても仕方がない。ただ戦いの場ではそういう人たちのことだけを
 考えることにしている。」
我夢は感心しながら梶尾の言葉を聞いていた。
梶尾は、我夢のラーメンを見て一言言った。
「のびるぞ、食え。頭だけで考えても人は救えない。」
その言葉を聞いて我夢は眼をきらきらさせながら梶尾の方を見つめた。
「かじおさん・・・。」
梶尾は気持ち悪くなって、
「なんだよ、何だよ気持ち悪いな。俺、そういう趣味ないからな!」
我夢は照れ笑いしながら、
「違いますよそんな・・・。ねっ?」
と、大河原の方を向いた。
大河原は、ゴクリとのどを鳴らして我夢と一緒に頷いた・・・。

藤宮は卵のレントゲン写真を見て驚いた。卵のような形をしているが、
アメーバのようにゲル状の物質でできているその生物は、
仮死状態のままでまだ生きていたのであった。
藤宮は、DNAサンプルを取り出すことにした・・・。

我夢はXIG司令室へと戻った。石室コマンダーからジオベースからの
調査経過報告書を渡された。そこには、化石の中野卵は生きていると書かれていた・・・。

吉井玲子もタクシーで「修央大学」へとやってきた。藤宮はそのタクシーと
すれ違った。入口の前で吉井玲子はふと人が見ているの気配を感じ、
門の方を見たが、すでに人影はなかった・・・。

XIG司令室で、石室と我夢は津田博士と話をしていた。
我夢は研究の続行は危険だと伝え、津田も即刻研究を通知することを約束した。
我夢は藤宮が行動を起こしていないか気になり、修央大学へと向かった
須貝教授に化けた藤宮と卵の調査をしていた三原研究員は、我夢に須貝教授
から預かったという封筒を渡した。
封筒を開けると、そこには暗号のような文字と車のキーが入っていた。
我夢はそれを読むと、すぐに地下の駐車場へと行った。
車のトランクを開けると、下着姿で縛られている人がもがいていた。
口にされている、猿ぐつわを取ると、その男は東西大学の須貝だと言った・・・。

我夢は藤宮の家へと行った。
「遅かったな。暗号解読に手間取ったか?」
藤宮はイスに座って我夢を待っていた。
「これは微生物の遺伝子情報。ゲムを文法化したものだろ?
 繰り返しや規則性に文字や数字を当て込んでいけば、簡単に読みとることができる。」
藤宮は、薄笑いを浮かべながら静かに拍手をした。
「さすがアルケミースターズ。」
「あの生物の遺伝子をどうするつもりだ?」我夢は藤宮に尋ねた。
「こいつの生物の遺伝子はとても不可解な物だ。その環境により植物的にも動物的にも
 その姿を変化させる要素がある。言うなれば『絶対生物』。こいつの名前は
 『ゲシェンク』と名付けた。ドイツ語で『贈り物』・・・。」

修央大学の研究室では、恐竜の卵からゲシェンクがゲル状になって流れ出ていた。
そして、それは巨大化し、怪獣へと変化したのだった・・・。



感想

感想は、後日公開します。


次回予告

妖光の海

酸素がなくなる!みんな窒息してしまうのか?その時、海は光やつが襲ってくる。
出撃だ!「セイレーン7500」


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