ガイア最新話感想

第2話

勇者立つ

放映日

1998年9月11日

登場怪獣

宇宙戦闘獣 コッヴ
マグマ怪地底獣 ギール


脚本

小中 千昭

監督

村石 宏實

特技監督

佐川 和夫


ストーリー

我夢はガイアへと変身した!
最初は慣れないせいか、ガイアは苦戦してしまう。
(負けない!僕はウルトラマンなんだ!)
そう我夢の声で叫んだガイアは、コッヴへと立ち向かった。
しかし、コッヴから放たれた光線を直撃し、
ガイアは転倒。コッヴにやられそうになる。
そんなとき、我夢が光のトンネルを抜けて見た、
ウルトラマンが怪獣と戦っている時に放った光線のことを思い出した。
ガイアはコッヴをはね飛ばし、そしてウルトラマンがやっていたような
ポーズを取り、その光線を放った。
コッヴは木っ端みじんになり、そして蒸発してしまった!

戦いが終わり、我夢は元の姿へと戻った。
彼の目の前に、光の玉が浮かんでいた。我夢は慌ててその玉を
光電子ユニットへと招き入れた。
空からはピースキャリーがやってきて、我夢のいた場所へと着陸した。
中から堤チーフが降りてきて、我夢にウルトラマンがどう見えたか聞いた。
我夢は堤にエリアルベースへ連れていってもらえるようにと頼んだ。
そして、我夢を乗せたピースキャリーはエリアルベースへと帰還した。
その状況をKCBテレビのクルー達は目撃し、カメラに捕らえていた・・・。

我夢はXIGのコマンドルームへと連れてこられた。
そこには石室コマンダーがいた。
「君か、リパルサーリフトを開発したのは。」
「はい、高山我夢です!」
そこへ千葉参謀が現れた。
「部外者をここに入れていいのかね?」
「彼はアルケミースターズの一人です。」
石室コマンダーは、千葉参謀にそういうと、
我夢を地上へと返そうとした。
しかし我夢は、こう言った。
「僕をXIGに入れて下さい。僕はここに入るべきなんです。いや、入りたいんです。」
それを聞いた石室コマンダーはこう反論した。
「君は科学者として、やるべきことがあるんじゃないのかね?」
だが、我夢は信念を曲げようとしなかった。
「僕は、XIGに入って戦いたいんです!」

我夢は堤に基地内を案内された。
「エリアルベースは赤道軌道上に「リパルサーリフト」によって静止し、
 地球の防衛を担っている・・・。」
堤に説明を受けながら、我夢はファイターで出撃した、
「チームライトニング」のメンバーの元へと連れて行かれた。
堤は彼等に、我夢がファイター機の操縦にアドバイスがあることを伝えた。
チームライトニングのリーダー「梶尾克美」はけげんな顔をした
「民間人が・・・ですか?パイロット経験のない者が、
 防衛隊のトップガンだった自分らにアドバイスですか?」
梶尾は、ちょっと小馬鹿にするように言った・・・。

チームライトニングのメンバー、堤、そして我夢はファイターのシミュレーター室に来た。
我夢はシミュレーターを操縦していた。
「ファイターは3軸のモーメントを持ちます。通常のジェットよりも、小回りが利くし、
 怪獣のような巨大な相手の場合、滞空し、ヘリコプターのような攻撃することも可能なんです。」
そういって、我夢はシミュレーター上の戦車をすべて破壊した。
「お、ハイスコアだ!」
「ゲームセンターじゃない!」
梶尾は怒ったように言った。

「うちのチームへもレクチャー願いたいですね。」
チームファルコンの米田リーダーはそう言って、メンバーと共にシミュレーター室へと入って来た。
「チームファルコン、チームクロウにも後ほど来てもらうつもりでした。」
堤の言葉に米田は頷くと、梶尾に対してこう言った。
「アドバイスは貴重だよ梶尾リーダー。我々には未知の領域のマシーンなのだから。」
彼等の間には険悪なムードが漂っていた・・・。
そうとも知らず我夢はシミュレーターの操縦に夢中だった。
突然、シミュレータ画面上に、光のトンネルが現れ、我夢はまたウルトラマンの元へと連れて行かれた。
「君は今、僕の中に・・・君は僕なんだね?・・・破滅を招く者から地球を守る者。
 だから僕はXIGに入ったよ。でもウルトラマン、君はどこから来たの?君は誰?」
(我夢!・・・我夢!)
我夢は堤の呼びかける声で現実の世界へと戻された・・・。

その頃日本では、総理大臣による緊急記者会見が開かれていた。
「・・・最大なる危機が訪れるとの予測に基づき、各国の連携により人類を防衛する
 地球防衛連合、『GUARD(ガード)』が極秘裏に設立され、来る日に備えられていました。
 国民の皆様に伏せられていましたのは、無用な混乱を防ぐためでございまして・・・。」
「混乱させているのはそっちじゃねえかよ!」
テレビを消し、KBCのディレクター田端は言った。
彼は、撮ってきた我夢と堤との現場を編集していた。
ふと我夢の姿を見て、こう言った。
「こいつ、どっかで見たような・・・。」

石室は、アルケミー・スターのダニエルと赤い光の巨人について話し合っていた。
我夢はXIGのスーツを着て司令室へと入ってきた。
そしてダニエルに向かってこう言った。
「ウルトラマンは僕らの友達だよ。」
「ウルトラマン?」千葉参謀がつぶやいた。
「僕はすぐ近くで見ていた。だから分かる。」
そして、我夢はついにXIGに入隊した!
我夢はXIGオペレータのジョシーと敦子に挨拶をしたが、
敦子には冷たくあしらわれてしまった。
と、その時、コッヴが出現した付近の地下から何か巨大なものが
上昇してくるのが確認された。
「どういうことなんだ、この地球に驚異を及ぼすものは宇宙から来るだけではないのか?」
千葉参謀は、石室に言ったのだった・・・。

KBCのクルー達は、コッヴに破壊された生々しい現場を取材していた。
その時突然、地下から怪獣「ギール」が姿を現したのであった!

XIG司令室でも、怪獣出現を捕らえていた。
「巨大生物が現れました・・・機能と同じ地域です。」
「なぜだ、どうして同じ場所に?」
千葉参謀は言った。
「飛来したこの地球外生体兵器。都市を破壊するだけではなく、本来の機能は別にあったのかも知れません。」
石室はそう言った。
「どんな機能があるというのだね?」
千葉参謀の問いに対して、石室はこう答えたのであった。
「この地球に最悪をもたらす存在を目覚めさせる!」
「そんな・・・。」
千葉は驚きのまなざしで石室を見つめた・・・。



感想

第2話は、第1話からの続きで、前回同様、ガイアのお膳立てをするためのストーリーだといえるでしょう。
今回は、我夢のXIGへの入隊、そして簡単にですが「地球防衛連合 GUARD(ガード)」の存在が
明らかになりました。GUARDの戦闘部隊が「XIG(シグ)」です。

我夢がXIGへの入隊を希望したとき、石室コマンダーは

君は科学者として、やるべきことがあるんじゃないのかね?

と反論しただけで、他には何も言いませんでした。
千葉参謀も石室コマンダー任せというのでしょうか、口を挟みませんでした。
何か企んでいるのか、我夢の話を聞きながら、心なしか石室の唇に微笑みがあったように思えます。

ネオウルトラシリーズで気になる点と言えば、やはり主人公と女性隊員との関係でしょう(^_^;)。
オペレータの「佐々木敦子」は、我夢のことを、

子供なんだから

とさんざん言っていましたが、場面によって言い方が違っていました。

 ・我夢が堤に連れられてXIGコマンドルームではしゃいでいたとき。
 ・我夢がバイソンに乗って、勝手に地上に降りたときに心配しているとき。

すでに、恋心みたいなものが芽生えているのでしょうか??
今後の展開が楽しみです(^_^)。

ガイアは、メカがたくさん出てくるようで、今回は装甲車「バイソン」が登場!
基本形はみんな六角形の筒型なんですね。

今回は、ガイアの変身に光電子ユニットを使用しました。
初代のウルトラマンを思わせる感じの演出でしたね(^_^)。
次回は、ついに変身アイテム「エスプレンダー」が登場するようです。
変身アイテムは、自作するのでしょうか?

ガイアの必殺技ですが、今は「フォトンエッジ」というものだけですが、これからどんな技が出てくるか
楽しみです。

しかし、あの主題歌、ちょっとあやしいですね(^_^;)。
第1話の我夢の気持ちを表しているような気がしますが、それを知らない人が聞いたら・・・(^_^;)。



次回はいよいよ「アグル」が登場!題名の通り、ウルトラマンに「ガイア」と名前がつくようですが、
今回はどのようにしてつけられるのでしょうか?
「がんばり屋さん」のガイア・・・(^_^;)。

次回予告

その名はガイア

宇宙の彼方より、ガイアの勇姿を盗む影。
みよ、これがエスプレンダーだ!もう一人のウルトラマンもついに登場!!


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