ガイア最新話感想

第12話

野獣包囲網

放映日

1998年11月21日

登場怪獣

獣人 ウルフガス


脚本

川上 英幸

監督

満留 浩昌

特技監督

原田 昌樹


ストーリー

作成

くらむぼん


ストーリーのみの掲載です

バスケットボール大の球体が宇宙から飛来し、たまたま車で通りがかった男が"謎の生物"
に襲われる事件が起きた。調査に向かっていた堤チーフ以下、我夢とライトニングチームは、
急遽、夜の街に降りたち謎の生物を追跡する。その"狼に似た怪物"は敏捷に逃げ回るが、
遂に梶尾らに追いつめられた。梶尾らは捕獲のために、一斉に麻酔弾を連射した!梶尾らは
『空』では一流の『プロ』だ。プライドも高い。
・・・ただ、、、我夢に言わせると、
「梶尾さん、もしかして、、、射撃は下手!?」
なのであった。。。"怪物"にはあっさりと逃げられてしまう。

夜が明け、"怪物"は・・・消えてしまった。我夢や梶尾らは川沿いの公園で伸びていた。
それを見て呆れる堤チーフ。"怪物"の捜査は、リザードの瀬沼が引き継いだ。
『リザード』、それは、ジオベースの情報部で編成された特殊捜査チームだ。

エリアルベースに戻った我夢は"怪物"の分析をしていた。ジョジがからかい半分に筋肉痛
の足を蹴る。イテテテテ×××(T_T)と顔をしかめる我夢に「運動不足!」射撃訓練を
してる梶尾さん達を見習ったら!?と説教するが、我夢も負けじと、
「そぅりゃ、した方がいいよ〜。あの腕じゃあ。。。」と梶尾の射撃をマネる。
だが敦子に「何様のつもりー!」と耳を引っぱら
れ、たまらず「イテテテッ、ゴッゴメンナサイ!」と、我夢も天敵2人にはかなわなかった。

その頃、リザードの瀬沼は、危険地域指定された街に1人海を見つめたたずむ男を見つけた。
安全な場所へ避難するよう指示するが、その男は「安全な所なんてあるんですか、今の地球に。」
と吐き捨て去っていった。その男は、藤宮だった。

夜の捜査に同行した我夢に、瀬沼が昼間の男の話をしたその時、昼間には姿形も見せなかった
"怪物"が遂に姿を現した。車を降り、瀬沼は怪物に向かっていくが、敏捷な動きに、逆に
あっさりとのされてしまう。エスプレンダーをかざした我夢の肩を『誰か』がつかみ制した。
藤宮だ。彼はまるで力の差を見せつけるように怪物に向かってゆく。彼にアグルの姿を感じと
った怪物は、怯えるように逃げていった。藤宮は我夢に「木の葉を隠すなら森に」と謎の言葉
を残して去っていった。
建物の屋上から月の夜空に遠吠えする怪物に、梶尾はファイターSSから麻酔弾を発射した。
我夢と瀬沼は捕獲にむかうが、目の前で朝日の光と共に気化してゆく様を目撃する。

エリアルベースに戻った我夢に、石室コマンダーは、怪物=コードネーム:ウルフガスの抹殺
指令を伝える。なんとかウルフガスがガスのままで居続けられないかと考えあぐねていた我夢は、
ハッ!と閃いた。『木の葉を隠すなら森に』ガスを隠すならガスの中!そして我夢
はウルフガスをガス化させる化学式を見い出した。

再び街に夜が訪れたとき、ガスタンクから大量のガスが噴き出し、ガスを取り込み同化させた
ウルフガスが巨大化して現れた。しかも、そこに青い巨人アグルまで現れた!それをモニター
で見ていた我夢は「どういうつもりだ!」と飛び出して行く。
アグルの戦い方は、まるで格下の相手をいたぶるようだ。倒れたウルフガスの尻尾を蹴り上げ、
動けなくなったことを確かめたアグルは、ゆっくりと近づきトドメをさそうとする。瞬間、
ウルフガスのすばやい蹴りが入った。顔に爪を立てられ引っ掻き回されたアグルは、
手の甲で口を拭いながら本気になって戦うが、逆に、突いた拳を噛まれてしまう。必死に振り
ほどき、痛みに手首を振りながら、怒ったアグルは遂に必殺技フォトンクラッシャーでカタを
つけようと構えた。そこにファイターEXが現れ、「奴を爆破させる気か!」と我夢はガイアに
変身した。ウルフガスを押しのけ、フォトンエッジで対抗する。両者の放った光線が一直線に衝
突し消滅した。対峙する両者は、今度はリキデイターとクァンタムストリームの構えに移った。
地上では、銃に細胞気化弾薬を装填した梶尾らが、ウルフガスに照準を定めていた。
「撃て!」
見事命中!ウルフガスは気化し、ガスタンクへと吸い込まれてゆく。それを見つめる
両者は、戦う理由を無くしてしまった。ガイアはガスタンクを抱き、宇宙へ飛びたった。アグ
ルは両手に挟んだ光弾を消し去り、夜空を見上げる。ガイアはガス化したウルフガスを宇宙へ
と帰してやった。

街明かりに照らされた夜の海を前に、星空を見上げながら藤宮は言う。
「ガスに戻して宇宙へ帰す。それで奴を助けたつもりか。我夢、君という奴をつくづくわから
 なくなるよ。・・・いつか僕のやり方をわかってもらう。必ず! そのつもりでいてくれ。」
彼が去った後には、雲の切れ間から静かに月が輝いていた。


次回予告

マリオネットの夜

暗闇に電話のベルが鳴る。その時人間は・・・。
温泉地を襲う怪事件。それは新たなるメザードの襲撃なのか?
君も興味を持たれている・・・。


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