ダイナ最新話感想

第5話

ウイニングショット

放映日

1997年10月4日

登場怪獣

シルドロン


脚本

古怒田 健志

監督

原田 昌樹

特技監督

北浦 嗣己


感想

ちょっとだけ「あらすじ」を・・・。

大リーガーとして活躍していた日本人投手「ヒムロ」が突然帰国した。
ヒムロのファンであるマイ隊員は、アスカがヒムロと高校時代の友達と
聞き、会わせるようにせがむ。次の日、アスカとマイはヒムロに会いに行く。
ヒムロは野球場にいた。マイはヒムロにサインを求めるが、自分のサインは
もう価値がないと寂しそうに言う。ヒムロは、大リーグでの試合中、得意のバッター
ボックスすれすれへ曲がるカーブを投げ、バッターの頭部へデッドボールを
投げてしまった。幸いバッターは大丈夫だったが、ヒムロはそれが原因で
自身をなくし、投げられなくなってしまった。高校時代、お互いピッチャーを
やっていたアスカとヒムロ。ヒムロに励まされたアスカが、今度は弱気になって
いたヒムロを励ます。その時、昆虫怪獣「シルドロン」が高純度エネルギー
貯蔵庫を狙い、アスカ達のいる野球場のそばを通る。アスカはガッツイーグルに
乗り込み攻撃するが、非常に固い怪獣の腕の盾で自分の撃ったビームが跳ね返り、
自分の機に当たり墜落してしまう・・・。

今回も、結構いい話だったと思います。
アスカがつっぱらないで、前向きな姿勢で戦っていたように思えます。

今回は、野球と、ヒムロという友人を通して、アスカとはどういう人物なのかを
見せていたように思いました。
アスカは高校時代野球部でピッチャーをやっていて、アスカは変化球も覚えず、
ストレートで勝負していた。
それは、今までの無鉄砲なイメージとリンクしそうですが、本当は、何事にも
前向きで一生懸命だと言うことを表しているのではないでしょうか?

マイ隊員の、ヒムロに対するプレゼント責めは結構笑えました。
そういえば、前回「マイ隊員の水着姿が・・・」なんて書きましたが、
肩紐だけの服でした。・・・よかったような・・・ん?

昆虫怪獣「シルドロン」はカニのような腕をしており、頭についているするどい
センサーで、ストレートな攻撃は敏速に跳ね返してしまいます。
そんな怪獣の弱点を見抜いたヒムロは、なんとダイナにピッチング指導を!(^_^;)。
最初はストレートで牽制球、次はフォークボールでストライク!
ウルトラフォーク」とカリヤ隊員は言っていましたね。
・・・という訳で、怪獣をやっつけたわけです。人間味のあるウルトラマンですね。

アスカは怪獣に踏んづけられちゃうのですが、地盤が柔らかかったせいか、
無事でしたよ(^_^;)。土の中から出てくるとき、変な音がしたし、ギャグがきいていましたね。
しかし今回の怪獣、昆虫怪獣である意味がない気がしましたが・・・。
ストレートな攻撃に強い怪獣であれば、何でもよかったのでしょうが・・・。

今回は、リーフラッシャーで変身しました。・・・でも、リーフラッシャーって
やっぱり格好悪い・・・。

今回の名セリフは、やっぱりこれですね。
アスカがヒムロに対してこういいます。

 「無茶かもしれないけど、無理じゃない。

このセリフ、実は高校時代ヒムロがアスカに言った言葉で、
このセリフだけ聞くと、なんだか分かりませんが、
ヒムロはその後に、

 「チャンスがあるうちは、あきらめちゃダメだ。

とつけ加えています。ヒムロは、アスカを助けるために言った言葉に、今度は
自分が助けられたのでした。
「チャンスがあるうちは、あきらめちゃダメだ。」・・・いい言葉ですね。
ダイナもすばらしい番組になれるチャンスがたくさんあるに違いありません。

ダイナも5話をすぎて、ようやく落ちついてきた気がします。
というようり、私もようやく馴れてきたというところでしょうか?
ティガの延長としてとらえると、「ウルトラマンは人間なのでは?」と
疑わないのが不思議でならないのですが、その辺りは子供番組と言うことで
許してあげられそうです。

次回は、あやしい宇宙人が現れます。
さて、どんな展開を見せてくれるでしょうか?

次回予告

史上最大の怪獣

突如、キノコ上の巨大な物体が街を覆った。
それは、人類への新たなる挑戦の始まりだった・・・。


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