ダイナ最新話感想

第34話

決断の時

放映日

1998年5月2日

登場怪獣

バゾブ


脚本

吉田 伸

監督

小中 和哉

特技監督

佐川 和夫


感想

ちょっと「あらすじ」を・・・。

夜中。コウダはS−GUTS作戦室で一人、戦術シミュレーションを考えているうちに
居眠りをしてしまった。コウダはGUTSの副隊長であった「ムナカタ副隊長」の夢をみていた。
「TPC隊員養成学校」の一期生であるコウダは、ムナカタに面接をしてもらった
ことがあった。
コウダはそのムナカタの面接の夢を見た。その中でムナカタはコウダにこう言ったのだ。
「私はイルマ隊長を信頼している。どんなときでも命令に従う。それが副隊長の使命だ。」
そのムナカタも、現在ではTPC西アジア支部で新人の育成をしている。
コウダはヒビキ隊長に起こされた。ヒビキは、コウダに質問をした。
「戦いの中で、大を生かすために小を捨てることになったらどうするか?」
究極の選択として、コウダは
「大を生かすために、小を捨てる。」
と答えた。
ヒビキは宇宙発電所ヘリオへ行くため、コウダが隊長代理となる。
その出発前の質問であった。そして、ヒビキはコウダにこういったのであった。
「戦いでは、感情を捨てなければならないときもある。」

ヒビキがヘリオへ行った後、ヘリオからSOS信号が発信された。
直ちにガッツイーグルで宇宙空間に浮かぶヘリオへ向かった。
その途中で怪獣バゾブに出会った。
しかし、バゾブに近づいたときにガッツイーグルのシステムがダウンしてしまった。
バゾブの進行方向にいたガッツイーグルは、バゾブに払いのけられてしまった。
怪獣が離れるとシステムが復旧し、ヘリオの現場へと向かった。
しかし、そこにはバラバラにされたヘリオの残骸があるだけであった・・・。
TPC本部に帰還し、怪獣やヘリオについての分析に入った。
ヘリオについては、ヒビキがいたと思われるメインシステムユニットが
消えていることが分かった。
バゾブについては、強力な電流が蓄えられており、半径約3km内では
コンピュータ機器が使用できないことが分かった。もちろん、TPCの兵器のほとんどが
その中では使用できないのであった。
バゾブが突然、TPC本部近くへと出現した。バゾブはその付近では一番電流の
蓄えられているTPC本部へと向かっていた。
そして、なんとバゾブの腹にはヘリオのメインユニットがめり込んでおり、
そこからはSOS信号が発信されていた!

第1,2次防衛ラインは突破された。
コウダの命令で第3次防衛ライン上でガッツイーグルがトルネードサンダーを発射したが、
バゾブのまわりには強力な磁場が発生しており。トルネードサンダーも曲げられてしまった。
ヘリオからのSOS信号も途切れてしまった。
第3次防衛ラインも突破され、コウダは最後の決断をする。最終防衛ラインで対怪獣用に試作された
「ファイナルメガランチャー」を使用するというものであった。
しかし、それを使用した場合、半径500m以内は消滅し、最終防衛ライン上ではTPC
システムの損傷率は30%であった・・・。
コウダがヒビキ隊長を見殺しにすると思ったアスカは、一人で怪獣へと向かっていってしまう。
コウダが別の方法が失敗した場合にという言葉も聞かずに・・・。
それでも、コウダはしばらく考えることにした。
隊長の言葉が思い出された。
「戦いの中で、大を生かすために小を捨てることになったらどうするか?」
コウダは悩んだ。
「そんな馬鹿なことができるか?」



今回は、「悩めるコウダ」が主題でした。
そして、

 「祝 コウダ副隊長就任!

・・・そうなんだ、コウダはまだ副隊長じゃなかったんだ(^_^;)。

GUTSメンバーの出演は、非常に喜ばしいことです(^_^)。
先週は写真での登場でしたが、今回はなんとムナカタ副隊長本人の出演
があって、前回にもまして嬉しかったですね。
でも、コウダの夢の中での回想シーン出演で、現役GUTS時代の
ムナカタそのものだったし、出番が短かったのがちょっと残念でした。

アスカって相変わらず人の話を聞いてないなぁ(^_^;)。
コウダが「ファイナルメガランチャー(なんか戦隊ものにでてきそうな武器だな)
を使用する前に、他の作戦を考えていることまで聞かずに、頭に血が上って
飛び出していってしまう。
まあ、一人で飛び出して行くからダイナに変身しやすいという話もありますが(^_^;)。

しかし、今回のコウダも無謀ですね。
怪獣頭部の触覚を攻撃するために、電子機器を搭載していない「グライダー」で
怪獣に向かっていくなんて!
あれでは帰還できないし、ガッツイーグルからトルネードサンダーを怪獣に向けて
発射されたら・・・。
やっぱりコウダとアスカは似たもの同士なのでしょうか?
コウダは死ぬ気だったのでしょうか?どうみてもそうですよね。

今回の見所といえば、

 ダイナとガッツイーグルとの融合。そして、ダイナのトルネードサンダー化!

でしょう。
ダイナがミラクルタイプに変身し、ガッツイーグルと一体化しカリヤとリョウに
語りかけます。リョウのセリフを借りると、

 「ダイナが力を合わせようと言ってる。

心に直接語りかけているのでしょうか、アスカの声と認識していないようですね。
・・・ほんと?ラストに向けて、「このときにアスカの声を聞いた」なんてセリフが
聞け・・・たらどうしよう(^_^;)。
そして、リョウはトルネードサンダーを発射!すると「右手パーンチ!!」の
右手の大きなげんこつ状態で、怪獣に向かってダイナが飛んでいきます!
これは、はっきりいって大爆笑(^_^;)。
はたして、ミラクルの巨人は怪獣を倒し、全員を救うことができたのでした。

ホント、コウダ隊員の副隊長就任おめでとうございます!


さて35,36話はお待たせ、「地方ロケシリーズ」の前編、後編です!
今回は大阪が舞台です。シンジョウ、ホリイ、ミチル、ロムルス号・・・もう絶対見逃せません!!

次回予告

滅びの微笑(前編)

冥王星の衛星に浮かぶ「ミス・スマイル」。
それはスフィアの新たなる予兆なのか?宇宙を駆け抜ける男の友情、
大阪クライシス!


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