ダイナ最新話感想

第30話

侵略の脚本(シナリオ)

放映日

1998年4月4日

登場怪獣

ガラオン
ミジー星人


脚本

川上 英幸

監督

北浦 嗣司

特技監督

北浦 嗣司


感想

ちょっと「あらすじ」を・・・。

特撮番組の脚本家ミカミは、「地球無条件降伏」という脚本を書くが、
もっとお笑いのストーリーを考えるよう言われ、悩んでいた。
ミカミが住んでいるアパートに帰ると、いつものように隣の部屋では
ものすごい地響きをさせていた。
ミカミに部屋の隣には、かつてガラオンを使って地球侵略を企てたミジー星人が、
住んでおり、次の地球侵略の機会を狙っていた。
リーダーである「ミジードルチェンコ」はコガラオンを制作していたが、
全然話にならないものであった・・・。
そんなとき、女装をし夜のお仕事へ出かける途中の「ミジーカバチェウコレロ」が、
アパートのゴミ捨て場でミカミの捨てた「地球無条件降伏」の脚本を発見する。
それを読んだミジー星人達は、ミカミに地球侵略のための計画を練って欲しい話を持ちかける。
一度は、ミカミに断られるが、大家さんに滞納している家賃を肩代わりすることで、
ようやく了解してもらった。ミカミ自身は、ただ新しい脚本を書いているつもりであった。
ミジー星人達は奥秩父山中に隠してあるガラオンを使用してS−GUTSやダイナを
やっつける計画づくりをお願いする。
脚本名は「侵略の脚本(シナリオ)」。計画内容(?)はこうであった。
ガラオンのフォログラフを空中に投影し、S−GUTSのガッツイーグルが分離し、
アルファー号、ガンマ号でガラオンを挟み撃ちにするように攻撃をする。
するとフォログラフのガラオンを突き抜けて、同士討ちになり、アルファー号とガンマ号は
やられてしまう。残るベータ号もガラオンの放つ「捕獲レーザー」に捕らえられる。
そしてミジー星人達は、TPCに対し、人質と引き替えにガラオンを動かすための大量の
電気エネルギーを要求するのであった。
「捕獲レーザーってなに?」ミジー星人達はミカミに聞いた。
「そんなにリアルに考えてるの?」ミカミはあきれたように言う。
「当たり前だろう!!」ミジー星人達は本気で怒ったのであった・・・。

ミジー星人達が地球征服の甘い夢を見ながらぐっすり寝込んでいる隣の部屋で、ミカミは
ストーリーを練り直していた。
ベーター号は笑気ガスを浴びせられ、隊員達が笑い転げているすきにガラオンが捕まえてしまう。
そこでダイナが登場するが、ベーター号が捕らえられているため手出しができない。
ついにダイナはやられてしまい、ダイナのカラータイマーは消えてしまう・・・。
「完璧だ!ついにダイナに復讐できるんだ!」ミジードルチェンコはとても喜んだ。
「よし決行は本日午後1時!」
「午後からにわか雨だって」ミジーウドチェンコは朝刊を見ていった。
「そうか、午前11時に変更」
・・・こうしてミジー星人達の「侵略の脚本」が実行されるのであった・・・。



ガラオン復活!・・・しかし、相変わらずでしたねミジー星人(^_^)。
前回の感想(「怪獣工場(第13話)」)で、「ぜひ400mの巨体で宇宙から飛来して欲しい」
と書きましたが、結局ミジー星からは見放されてしまったようで、ガラオンの頭だけでは
ミジー星には帰れないようで、今回も頭だけのガラオンでしたね。

しかし、出だしの怪獣のような恐竜のような特撮風景、いいですねぇ(^_^;)。
なんといっても石井組のスタッフルームに貼ってあったポスターが最高!!
はっきりとは読めなかったのですが、

 「オホーツクからやってきた、人の痛みが分かるやつ!

  
タラバマーズ

  DTN系 アースネット経由 全世界同時放送

  毎週土曜ヨル6:00(日本標準時)


なんて書いてありましたね。
あのヒーローキャラクターがたまりません(^_^;)。
ビデオに録画された方は、もう一度ご覧になることをおすすめします(^_^;)(^_^;)。
アースネットを使っての全世界同時放送なんて、すごいですね。
そのうち、現実でもインターネットを使用した全世界同時放送番組が出てくるのでしょうね。
あのポスターに載っていた出演者が分かった方は「ウルトラ掲示板」まで!

脚本家のミカミさんは、欽どこでおなじみの(^_^;)「見栄晴」さんでした。
きっと見栄晴さんもウルトラシリーズに出たかったに違いありません。
しかし、あの脚本家の名前「三上秀男」は、このストーリーの脚本を書かれている
「川上英幸」さんの名前をもじっているのでしょうね。
・・・ん?もしかして川上さんのそばにはミジー星人がいて、これは実話?(^_^;)
しかし、あの住んでいるアパートは無国籍でしたね(^_^;)(^_^;)。

ミジー星人にはちゃんと一人一人名前が付いていたんですね。

 ・リーダーの「ミジードルチェンコ
 ・おかまっぽい「ミジーカバチェウコレロ
 ・凶暴な「ミジーウドチェンコ

・・・なんでロシア風の名前なんだ?
桜金造さん他ミジー星人役の方々は、ダイナで忘れられない存在になりましたね。

しかし、S−GUTSは事件がないと遊びほうけているのか?
ハネジローが飛び回っているし・・・でもかわいいですね、やっぱり(^_^)。

やっぱり、今回の一番の見所はラストシーンに登場した「石井てるよし」監督でしょう。
ミジー星人達を「まぬけな宇宙人」よばわりした、あの監督役が、我らが石井監督です。
(ダイナでは第3話「目覚めよアスカ」をはじめ、今までに6本の監督を手がけております。
もちろん、ティガでも監督をなさっております。)
石井監督ってスキンヘッドでちょっと怖そうですけど、本当はやさしい人・・・だと
思います。・・・すいません、お会いしたことありませんので(^_^;)。
石井監督の出演も、「北浦 嗣司」監督の粋な演出でしょうか?



さて、いよいよ次回は「イービルダイナ(想像名(^_^;))」の出現です!
・・・目の下にくまがあるらしい・・・(^_^;)。

次回予告

死闘!
ダイナ対ダイナ

がんばれダイナ!強いぞダイナ!そこだ、やっつけろ!
もしこのダイナがニセモノだとしたら、君ならどうする?


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