ダイナ最新話感想


第3話

目覚めよアスカ

放映日

1997年9月20日

登場怪獣

グロッシーナ、サイクロメトラ


脚本

吉田 伸

監督

石井 てるよし

特技監督

佐川 和夫


ダイナからは、ストーリは書かずに感想のみを載せて行くつもりです。
(仕事の都合で時間がとれなくなったので・・・。)
ファンの皆様からストーリーを載せてくれという要望があれば、また
再掲載も考えたいと思います。


感想

ちょっとだけ「あらすじ」を・・・。

宇宙から隕石が落下する。それは「サイクロメトラ」という宇宙怪獣の卵であった。
アスカは、隊長の調査せよという命令を無視し、怪獣を攻撃する。3匹のうち2匹を
倒したが、もう一匹は、地底で仮死状態になっていた「グロッシーナ」に寄生してしまう。
グロッシーナは10年前にGUTSが倒した怪獣であった。
サイクロメトラは、他の怪獣に寄生し卵を産みつけ爆発する。これによって、卵をとばし繁殖する。
ヒビキ隊長とアスカは、出現したグロッシーナを攻撃にガッツイーグルで現場へ向かう。
しかしサイクロメトラが寄生していることを知ったナカジマが攻撃を中止するよう無線で
連絡するが、その直後ガッツイーグルの無線機能が破壊される。
戦うことしか頭にないアスカは、攻撃中止の理由を知らぬまま、ガッツイーグルから分離し、
着陸。上空の隊長に見えるように、ダイナに変身しようとする。しかし、「リーフラッシャー」
が機能せず、ダイナには変身できなかった。アスカに迫ってくる怪獣。それを助けるように、
隊長の乗ったガッツイーグルが怪獣の前に出て、攻撃され墜落してしまう。
ヒビキは大怪我を負ってしまう・・・。

前回は、アスカが、自分がダイナになることを受け入れ、成長したように見えたのですが、
今回を見ると、結局ヒーローになることだけを受け入れ、その役目については分かっていなかった
というように思えます。いい気になっているアスカに、ちょっと苛立ちを感じます。
ダイナは、アスカがウルトラマンとしての意味を理解し、成長していく様を描いていく作品
なのでしょうか?

お父さんとキャッチボールをするシーンがあります。ちゃんと、お父さんもグローブはめて
やっていましたが、アスカはお父さんといつでも会えるのでしょうか??

怪獣との格闘シーンが、意図的なのでしょうか、つないでつないで作ったような感じでした。
また、なんだか中途半端な終わり方だったような気がしますが?

ダイナは、今までのウルトラマンの形態に戻ったのでしょう。それだけティガが異質のウルトラマン
だったといえます。ティガはどちらかというと、昔からのウルトラファンのための番組という色が
強かったように思います(関係ないですが、ティガだけですよね?オープニングソングで
「ウルトラマンティガ」と明示的にいっていないのは)。
ダイナでは、アスカは現代の若者の象徴として描かれているように思えます。こんな若者でも、
純粋な心があれば、その心の光でウルトラマンに変身できる。
逆に言えば、悪い子供はいつまで立ってもウルトラマンになれない、と子供達に教えているのでは
ないでしょうか?

アスカは結局、リーフラッシャーを使って変身しませんでした。たぶん、心の中で変身することを
祈っただけでしょう。これって「帰ってきたウルトラマン」のようですね。
「ワンダバダ・・・」のBGMを使用していますが、これも新マンのようですね。
新ウルトラマンシリーズの「帰ってきたウルトラマン」をねらっていませんか?

今回は、光の巨人の謎(ダイナ)について、まったく触れませんでした。ストーリー上、もうあまり
問題にならないのでしょうか?
あまり謎めかないストーリー展開に、ちょっと物足りなさを感じます。

今後のストーリー展開に期待したいと思います。

次回予告

決戦!地中都市

地中都市の建設工事が地底に眠る怪獣を呼び起こしてしまったのか?
スーパーGUTSは工事を止めようとするが・・・。


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