ダイナ最新話感想

第２７話

怪獣ゲーム

放映日

１９９８年３月１４日

登場怪獣

デマゴーグ
チェーン星人（ライト・レフト）
グロッシーナ２


脚本

吉田　伸

監督

児玉　高志

特技監督

佐川　和夫

感想

ちょっと「あらすじ」を・・・。

「怪獣コロシアム」という怪獣育成ゲームでデバゴーグを作り出したタイチは、
トーナメントへの出場権を得た・・・。
アスカはパトロール中に、謎の男に突然声をかけられた。
「アスカシンだな。」
アスカは、その男に廃車工場へと連れて行かれ、そして襲われる。
その男はチェーン星人であった。格闘の末、アスカはチェーン星人の前にあった
「火気厳禁」と書かれたドラム缶を爆破させた。
チェーン星人は行方をくらませた・・・。
その後、テレビのニュースでインタビューに答えた「キッズコミュニティ」の
社長をみてアスカは、襲った男に似ているといった。
さっそく、アスカとリョウは取材ということでキッズコミュニティへ行った。
社長にインタビューをしたが、別人のようだった。
しかし、その男はもう一人のチェーン星人であった。
アスカを襲ったチェーン星人は、社長のそばに現れた。社長はいった。
「今度は俺の番だ。黙ってみていてくれ・・・。」
その夜、アースネットを介しての「怪獣トーナメント」が開催された。
決勝戦は「グロッシーナ２　対　デマゴーグ」。
圧倒的な強さでダマゴーグが覇者となった。
一週間後、タイチの元にコントローラーが届けられた。
ヘッドセットをつけたタイチはまるで何かにとりつかれたように、「怪獣コロシアム」を
始めた。今回の対戦は「デマゴーグ　対　ウルトラマンダイナ」！
ウルトラマンダイナは苦戦の末、ついにデマゴーグに破れてしまう。
その模様を見ていた、キッズコミュニティの社長であるチェーン星人はいった。
「すばらしい！あとは怪獣を実体化させるだけだ。」



さあ、ついに第３クールがスタートしました。
第３クールを飾るのはどのような話かと楽しみにしていましたが、
なかなかやるじゃないですか(^_^;)。
今回は、子供がゲームの中で作り出した怪獣が、ダイナを襲うというお話でした。
ゲームの世界と現実の世界が一緒になってしまう恐怖というのは、
現実にも感じている問題だと思います。
最近の青少年達の殺傷事件の裏には、ゲームの中で闘い続けるという架空の世界と
生きている現実の世界とが、本人の自覚していないところで区別が付かなくなっている
ということがあるのではないでしょうか？
今回のストーリーでも、そういうことを描いているシーンがありました。
ゲームとして怪獣コロシアムで優勝したデマゴーグが、現実の世界へ登場しダイナと
戦っているときに、子供達は「がんばれデマゴーグ！」と応援します。
子供達にとっては、アースネット（今の世界で言うインターネット）を通して
その強さを実感し、ある意味崇拝している怪獣を応援しているのでしょう。
しかし、その子供達にリョウはこういいます。

　「馬鹿なこと言わないで！これはゲームじゃないのよ。
　　目の前で壊されているのはあなた達が住んでいる街なのよ！」

その言葉を聞いて、子供達がシュンとなります。
今回の侵略者「チェーン星人」ですが、ライト、レフトという区別があるようですが、
なんだか漫才師みたい(^_^;)。
赤い方がライトでしょう。そちらは力だけ。青い方のレフトは頭脳だけ。
最後は二人とも、デマゴーグにやられてしまいます。
結局、どっちに偏っていても駄目だよ！ということを言っているのでしょう。
チェーン星人で頭脳プレイのレフトは、子供達に友達を紹介する会社「キッズコミュニティー」
なる会社を経営していました。
子供達が塾や習い事などで忙しいので、仲介をしようというものですが、まさに今の現実にも
必要ではないかと感じるものです。
必要に感じてしまう世の中が間違っているのは、疑う余地もないはずです。
しかし、子供達はゆとりある教育という言葉の中で過密なスケジュールをこなしています。
幸いにして、最近は「偉くなってもしょうがない。」という見本を大人達が示しているようなので(^_^;)、
子供達が一生懸命学んで偉くなる頃には、本当にいい世の中が訪れるのではないかと、期待できますが・・・！？
ダイナがキックで飛んでくるのはどうも間抜けでしょうがないのですが・・・。
間抜けといえば、デマゴーグの口の大きいこと(^_^;)。
あのデザインの意味はいったい？
あと、盾として手のひらが思いっきり大きくなるし・・・。
はっきりいって不格好な怪獣なんですが、なんだか強いんだなと思ってしまう・・・。
あのゲームでの「デマゴーグ対ウルトラマンダイナ」ですが、ひょっとして先日プレイステーション用ゲーム
として発売された「ウルトラマン　ファイティングエボリューション」で怪獣とダイナを入れ替えたとかじゃ
ありません？・・・ちなみに私はこのゲームをやったことはありません。
最後にアスカが子供達と野球をします。
こういう世話好きなお兄さんって、昔は大勢いましたが今もそうなのでしょうか？
子供達がもっとのびのびと、外で遊べる環境を作る。こういうことも実は必要なんじゃないでしょうか？


さて、次回は巨大猿人の登場です。
ゴーロン星人(^_^;)の登場？いや、キングコング？・・・さてどんなお話でしょう。
・・・予告聞き取るのが大変だった(^_^;)。あってるのかなぁ？
次回予告

猿人の森

君は、アウストラルテクスギガンテスを知っているか？
遭難したアスカが出会った二匹の巨大猿人。人間は彼らと共存することができるのか？



これはプレミアムがつきそうなプレゼントですね！

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