ダイナ最新話感想

「クラーコフ浮上せず」のストーリー&感想は、前編・後編一緒にして掲載いたします。


予告

クラーコフ浮上せず(後編)

人工太陽の南極激突まであとわずか。
S−GUTSは、ウルトラマンダイナは最大のピンチをうち破ることができるのか!



第25,26話

クラーコフ浮上せず(前、後編)

放映日

1998年2月28日
1998年3月 7日

登場怪獣

レイキュバス
ディゴン
スヒューム


脚本

長谷川 圭一

監督

村石 宏實

特技監督

村石 宏實


感想

長めの「あらすじ」を・・・。

クラーコフNF−3000が木星へ向けて人工太陽試験機「NSPカンパネラ」を
誘導していた。木星での始動が二週間後に迫っていた・・・。

地球温暖化による水温の上昇の抑制のため開発された南極海底基地「アイスキャッスル」。
アイスキャッスルのメインコンピューターに何者かが侵入した。
そして、その基地内にも生物が進入し隊員達に襲いかかった・・・。
一方、S−GUTSに南極海底の温度が急激に上昇しているとの連絡が入った。
海洋開発局のエジリが指揮をとり南極へ向かうことになった。クラーコフも
地球へ戻り登場していたコウダ、リョウ、マイ隊員も合流することになった。

アイスキャッスルでは進入した「ディゴン」たちに隊員は襲われ、全滅状態だった。
主任の娘、サオリの声をまねて侵略者はこういった。
「この施設、私の計画にすごく邪魔なの。さよならパパ!フフフ・・・。」

クラーコフにS−GUTSの全隊員が集合した。マイは突然の前線任務に緊張を覚えていた。
そんなマイにエジリは「こんな若いのに大丈夫か。」とプレッシャーを与える。

アイスキャッスルは、破壊された。マイが爆発による衝撃波を探知する。
しかし、なぜかアイスキャッスルとの通信回線がつながり、問題ないと
連絡が入った。
エジリはマイに不満を覚えた。
マイはエジリに、自分をガッツマリンで向かわせるように要望する。
無理矢理エジリに承諾させ、マイとリョウがガッツマリンで基地へ向かった。

エジリはTPC本部に残ったヒビキ隊長に文句をいった。
その時、クラーコフに異常事態が発生した。
クラーコフのメインコンピューターに何者かが侵入した。
クラーコフの浮上システムがやられ、海底へと沈んでしまった。
船内には海水が入り込んできた。
クラーコフには巨大な生物が貼り付いていた・・・。

アイスキャッスルに到着したマイとリョウは、生存者を救出した。
その時、コウダ隊員の声で、「みんなつぶしてやる!」
また子供の声で、地球人を下等生物、宇宙へ進出するのは邪魔だといい、
「宇宙で最もすぐれた知的生命であるこの私こそ、
この星の支配者にふさわしいの・・・。」
といった。

ディゴンにやられそうになったアスカは等身大ダイナに変身し、
ディゴンと交戦を始めた!

クラーコフは人工太陽の誘導電波を発していた。侵略者に占拠された
クラーコフによって火星衛星軌道にあった人工太陽が南極へと誘導され始めた。

ダイナは巨大化し、クラーコフいとりついた侵略者「スヒューム」を
倒そうとしたが、南極の海水温度を上げていた張本人「レイキュバス」が
現れ、南極大陸上で交戦することになった。
しかし、レイキュバスは冷却光線をダイナにあびせダイナは凍り付いてしまった!!

「ダイナが負けるなんてそんな!」マイはガッツマリンの中で取り乱す。
一方、クラーコフの中ではエジリも取り乱していた。
「私はこんなところで死ぬなんて理不尽だ!だいたいマイという小娘の勝手な行動で・・・。」
コウダはマイに責任をなすりつけているエジリの胸ぐらをつかみ激怒した。

TPC本部ではパッションレッドが人工太陽の破壊にむけてスクランブル発進したが、
レイキュバスの大気圏も越える火炎放射によって全滅させられてしまった。

マイとリョウはガッツマリン内で、クラーコフへ進入するルートを模索していた。
排水溝へ誘導ミサイルで入ることをリョウは思いつく・・・。

コウダとナカジマは、人工太陽への誘導電波を切るためにクラーコフの自爆を
決意する。二人はキーを差し込んだ。
「アスカ、カリヤ、許せ!」コウダはスイッチを入れた。
ディゴンがキーを抜きにとやってきた・・・。

リョウはマイに誘導ミサイルに入って、クラーコフへ行くように説得する。
マイはミサイル内にはいるが、「やっぱり駄目かもしれない。」と弱音を吐く。
「リラックスよ、お願い。」リョウは祈る。その時、怪我をして救出された
主任が歌を歌い始めた。「青空がある限り、風は時を運ぶよ・・・。」

凍り付いていたアスカは今度ばかりは限界だと弱音を吐く。
「限界を超えたとき、はじめて見えてくるものもある。」
その時、父の声がしアスカの前に姿を現した。
しかし、その父もすぐにアスカの前から去ろうとしていた。
「父さん、俺を一人にしないでくれ!」
「シン、おまえは一人じゃない。」父はそういった。

リョウも歌を歌い始めた。そしてマイも一緒に・・・。
リョウの「みんなを守って」という言葉にマイは自信を持った。

ダイナにとどめをさそうとするレイキュバスを突然攻撃するものがあった。
ヒビキ隊長の乗ったベータ号だった。ヒビキは叫んだ。
「この星のことが好きなら、もう一度立ち上がってくれ!」
ダイナの前を通過したベータ号めがけて発射されたレイキュバスの火炎放射に
よって、ダイナの氷は溶け、再びダイナは立ち上がった!

クラーコフの自爆まで後3分。なんとかクラーコフに潜り込んだマイはメインコンピューターの
奪還を開始する!


今回は2クール目最後を飾るにふさわしい大作でしたね。
おかげであらすじがあらすじでなくなってしまいました(^_^;)。
後編は泣いてしまいました(; ;)。

もう、なにもかもがすばらしかったのですが
なんといっても、マイとリョウとのやりとりがすばらしかったです。
後編で「君だけを守りたい」を二人でデュエット(^_^;)するところは、
ホント感動的でした。
リョウ、マイのセリフも印象的です。

リョウ「戦うことにもし理由があるんならね、誰かを守るためだと思う。
    みんなを守って。


マイ 「リョウ先輩、案外歌上手ですね。今度歌いに行きましょう、絶対。

誰かを守るための戦いでなければならない。私はそう思います。
今の世の中のように、まるで子供の喧嘩のような戦争ではあってはならない。
人を傷つけるための戦いであってはならないのです。

アスカのギャグもお決まりのように入っていたのが好きです。

コウダ「アスカ、短期は損気だぜ。
アスカ「(リョウに向かって)タヌキはその気だぜ!

でも、無理のあるギャグですが(^_^;)。

リョウとカリヤとのやりとりもお決まりパターンになったのでしょうか?
カリヤはまたリョウに殴られそうになるし・・・。
まあ、カリヤにデリカシーがない気もしますが。

今回の侵略者の「スヒューム」ですが「新たなる光(第1、2話)」で
出てきた「スフィア」と関係があるのでしょうか?
スヒュームは女の子の声を利用して話しかけてきますが、それが侵略者の
恐怖をかもし出していたと思います。

いやぁ、それいしてもマイの活躍ぶりは最高でしたね!
南極についてからずっといいところのなかったマイですが、リョウに
勇気づけられクラーコフへ潜り込み、メインコンピューターを30秒で奪還!
そして、それを阻止しようとしたディゴンもガッツブラスターで一撃!!
計られたようなストーリーではありますが(^_^;)、胸がすかっとしましたね!
マイが言います。

 「私も、スーパーGUTSの戦士よ。

これからのマイの活躍が期待されます(^_^)。

ヒビキ隊長が凍り付いたダイナを助け来たときのセリフ、
これからの鍵を握る言葉になりそうです。

 「おまえが何者で、なぜ俺達のために戦うのか知らない。
  だが、この星が好きなら、俺達の仲間を嫌いじゃなかったら、
  もう一度立ち上がってくれ!!


アスカのこれからのセリフが気になるところです。

今回は人工太陽がすべての鍵を握っていました。

 ・人類が宇宙進出のために必要なエネルギー
 ・スヒュームが南極の氷を溶かすために利用しようとしていた
 ・ダイナが光のエネルギーを得るために使用した
 ・スヒュームを人工太陽のエネルギーで消滅させた

人工太陽のおかげで、世界を救うことができたと言えますが、
使い方を間違えると恐ろしい存在になってしまうものです。
現在の原子力もそうですが、平和に利用しようとするものと、
そうでないものがいる。

大事な何かを守るためにS−GUTSにがんばって欲しいです!

最後にみんなの私服姿がみれたのがなんだかうれしかったです。
全員の私服姿ははじめてじゃないですか?


さて、いよいよ第3クール目に入ります。
ますます期待が膨らみます。
すばらしいストーリーを期待しています!


次回予告

怪獣ゲーム

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