ダイナ最新話感想

第23話

夢のとりで

放映日

1998年2月14日

登場怪獣

ディプラス


脚本

大西 信介

監督

佐川 和夫

特技監督

小林 義明


感想

ちょっとだけ「あらすじ」を・・・。

TPC海洋開発センターはネオフロンティア計画の一環として、海底に海底研究基地を建設し、
それが完成した。その名は「トライトンJ2」。
コウダ隊員の親友である「フジクラ」が設計した基地であった。
コウダは、フジクラに招待されトライトンJ2へ行き、夢の実現を喜んだ。
二人は、昔からのフジクラの口癖「やり抜く意志があれば、夢は叶う。」を言い合い、
そして別れた。しかし、それは二人の永遠の別れとなってしまった・・・。
TPC本部へ戻ったコウダは、トライトンJ2が巨大な怪獣に襲われ破壊されたと報告を受ける。
3つあるうちの1居住区が破壊されたが、運悪くその1居住区に大半の住人がいた。
トライトンJ2には、2名の生存者が確認されているが、居住区を守っている耐圧シールドが
作動しなくなったため危険な状態にあった。
アスカとコウダは、その2名を救出するため潜水艇「ガッツマリン」で救助に向かった。
ガッツマリンも深海へと潜るため耐圧シールドを作動させた。
その時、巨大な海蛇のような怪獣「ディプラス」は目を覚まし、耐圧シールドに守られた
ガッツマリンを破壊するためにやってくるのであった・・・。


あらすじ、いつもより短めです。時間があまりないもので・・・。
さて、今回のダイナですが、宇宙同様に未知の空間である海底に目を向けたストーリー
でした。ネオフロンティア計画の一環として海底基地を建造するのは、まあ当然のことでしょう。

今回の主役は、ようやくという感じのコウダ副隊長です。
しかし、全体的にアスカの方が前面に出過ぎているような気がして、
コウダのエピソードも陰に隠れていたようで、ちょっと残念です。

海底研究基地の「トライトンJ2」ですが、まるで真珠のようにきれいでした。
海底にぴったりという感じですね。

コウダ隊員は親友フジクラを失いながらも、生存者の救助に行くと言い張ります。
そのパートナーとしてアスカが一緒に行くことになります。
ヒビキがそうさせたのですが、コウダが熱くなりやすい性格なので、もう一人の
熱くなるアスカと組ませました。一方が熱くなればもう一方がさめるという発想
だったのですが、結局そうでもなかったですね(^_^;)。
アスカなんか、

 「熱くなるのは俺の専売特許なもんで。

なんていって、これまた熱くなっているコウダ隊員を倒してまで出撃するんですから。

今日(15日)も東京地方で降っていた雪ですが、深海ではマリンスノーが降っていました。
プランクトンの死骸が深海へと落ちていく様が雪のように見えるのだそうです。
深海には我々が知らない世界がたくさんあります。

今回は、ダイナの登場とアスカの関係がバレバレの登場の仕方でしたが・・・。
アスカが乗っていたガッツマリンが膨れて爆発してしまい、その時にダイナが登場します。
気づかないか?普通?

今回は、耐圧シールドが深海に住む怪獣が嫌う信号であったようで、それを破壊しに
来ます。これは、ネオフロンティア時代の人類に対する警告なのでしょう。
あの怪獣は、海の神の使者なのかもしれませんね。
ウルトラセブンの「ノンマルトの使者(第42話)」のオマージュとしてとらえられる
ストーリーでした。
人間の居住できる範囲は、本当はとても限られているのだと私は思います。
それが、いつの間にか勢力範囲を広めていき、それがダイナではネオフロンティア計画と
いう名の下に、地上以外の未知の領域へと進出していき、そしてさまざまな妨害に遭遇する。
見方を変えると、人間もインフルエンザのように、予防薬などに対抗するため姿を変えながら、
発達しているようにみえます。人間も、宇宙からみれば細菌のようなものではないでしょうか。

ただ、今回の主点とするところのセリフ、

 「やり抜く意志があれば、きっと夢は叶う。

という気持ちは、忘れないでいたいと思います。
コウダ隊員も、自分はまだ夢の途中だといっていました。
私もそういえば夢らしい夢を叶えていないなぁと思いましたが、
はて?自分の夢は何だったんだろう?と考えてしまいました(^_^;)。
生活に追われる現実は、なにかむなしいものを感じますね。

あ、このホームページをいろんな方にみてもらいたいという夢は叶えられたなぁ。
夢は、夢の積み重ねで大きくなっていくのかもしれませんね。

あなたの夢はなんですか?


次回は、ナカジマ隊員のお話でしょうか?・・・マリモのお化け?ヒトデ?

次回予告

湖の吸血鬼

ナカジマが訪れた湖には、マリモに似た生物が大量に繁殖していた。
その生物の本性が明かされたその時!


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