ダイナ最新話感想

第22話

ツクヨの兵士

放映日

1998年2月7日

登場怪獣

モズイ


脚本

太田 愛

監督

北浦 嗣司

特技監督

北浦 嗣司


感想

ちょっとだけ「あらすじ」を・・・。

ジオフロント作業区で古代の青銅盤が発見された。
それは古墳時代前にいたとされる「ツクヨの兵士」の物であることが分かった。
ツクヨの兵士は無敵の兵隊で、彼らにはモズイという守り神がついていたという。
彼らが戦に行くとき、モズイの住むツクヨの泉に一つずつ石を捨てていった。
その無敵の兵士達も、なぜかモズイを凍った泉へと閉じこめ、彼らも忽然と姿を
消してしまった・・・。

リョウの小学校時代からの先輩である女性科学者「アヤノ トウコ」はツクヨの兵士の
青銅盤の調査をしていた。彼女は青銅盤の表面をはがし、中に鏡があることを発見する。
そこには月が映し出された・・・。
その鏡のまわりに掘られている文字を分析すると、こう書かれていた。

「これに触れるな。我らここにモズイを封じおく・・・。」

その時、鏡からうめき声が聞こえた。そして電話が鳴った。
アヤノはリョウとカニを食べに行く約束をしていた。なかなかこないアヤノにリョウが
電話を入れたのであった。アヤノは、モズイの泉が青銅盤であることを告げる。
リョウはアヤノのいる「神子の杜古代研究所」へ向かおうとするが、アヤノはリョウにS−GUTSの
隊員であるため来てはいけないと告げた。そして、叫び声とともに電話が切れてしまった。
モズイが青銅の鏡から現れた。アヤノは光磁気ディスクにデータを記録し、逃げた。
リョウが研究所に到着する。リョウはアヤノを追いかけるモズイの陰をみて、恐怖に襲われる。
叫び声を聞いて慌ててアヤノを探し、モズイに襲われたアヤノを発見する。
モズイは突然、リョウの方へ向かってきたかと思うと後ろの鏡の中へ消えていった。
アヤノは重傷を負い、今日明日が峠だという。恐怖で動けなくなって、アヤノを助けられなかった
リョウはすっかり落ち込んでしまう。
S−GUTSは、モズイを発見すべく調査を開始した。
リョウも、アヤノが伝えようとしたことを突き止めるため、再び研究所へと足を運んだ・・・。
そしてリョウは、アヤノがつまずき壊した植木鉢の土の中から、光磁気ディスクを発見する。
そのディスクには青銅文字の解析結果が記されていた。その中にこう書かれていた。
「モズイはおそれを食らう・・・。」



今回は「太田愛」さんの「古代史シリーズ(^_^;)」でしたね。
前回とはまったく路線の違う、重たい話でした。
ある意味前回の「発熱怪獣3000度」の方がダイナらしかったと思えますが、
今回はダイナの違う面が見えた気がします。

リョウが主人公のお話でしたが、アカネ博士を助けに行ったときのリョウが、
とてもセクシーに感じました(^_^;)。いやぁ、やっぱりきれいですよね。
某番組に出ていた頃に好きで、ダイナに出演して、あのときの魅力が失われて
いた気がしましたが、そんなことはありませんでした。
・・・余談でしたね(^_^;)。

ダイナの登場がよかったですね。
赤い球体で怪獣にぶつかり、そしてその球体の中から登場!
ウルトラマンを思わせる登場に感動しました。
そしてとどめのビームも往年の腕のクロス「ソルジェント光線」。
いい演出でした。

リョウがかっこよかったです!
ダイナが傷つき、モズイが逃げようとしているところをバズーガで一発おみまいします。
その時のポーズがもう最高!!
北浦 嗣司監督の演出に感謝いたします_(_ _)_。

今回特筆すべきは、ヒビキ隊長でしょう。
ロッキー刑事が蘇ってきました(^_^;)。
モズイの調査へ行く前に、隊員達にこういいます。

 「どんな小さなことでも見逃すな!モズイは俺達がたたく。カカレ!

これ、意図的じゃないですか?
でも、このヒビキ隊長もかっこよかったですね。

アヤノ博士役でゲスト出演された片桐はいりさんもいい味だしていました。
絶対最後のシーンのためだけに登場したに違いありません。
大きな月に映し出されたアヤノ博士が投げキッスをします。
みんなが慌てて逃げようとしますが、アスカはリョウに抱きついてしまいます。
抱きついた手をひっぱたくリョウ。・・・ほほう・・・(^_^;)。


次回は、いよいよコウダ隊員が主役です。ちょっとかわいそうなお話のようですが・・・。

次回予告

夢のとりで

海底基地「トライトンJ2」が怪獣に破壊された。
親友を失った悲しみを乗り越えて、コウダは海へとのり出した。


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