ダイナ最新話感想

第14話

月に眠る覇王

放映日

1997年12月 6日

登場怪獣

ヌアザ星人


脚本

古怒田 健志

監督

北浦 嗣巳

特技監督

北浦 嗣巳


感想

ちょっとだけ「あらすじ」を・・・。

TPCでは、1970年代に月面で発見された遺跡「王家の谷」を
調査するため、ナカジマ隊員ご自慢の「ガッツディク」に考古学の権威
カリヤ隊員を乗せ、中へと入っていった。
最新の地質調査で、王家の谷の中に正体不明の建造物があることが分かった。
王家の谷の中には、神殿のようなものがある大きな部屋があった。
そこは地球と同様な重力があった。
カリヤ隊員と3人のTPC調査団は、そこで宇宙人と思われる骨格と棺を発見する。
棺を開けたとたん、3人の調査団は倒れ、カリヤは何かが乗り移ったようだった。
カリヤは棺をTPC本部へと持ち帰った。それを自室へと運び込み、TPCのメイン
コンピューターへ、地球の文字ではないものを入力していた・・・。
王家の谷で倒れていた3人は、宇宙人の骨格から出現した青い光に乗り移られ、
彼らもTPC本部へと帰った。一本の剣を持って・・・。
3人はカリヤを捜していた。カリヤは彼らの前に姿を現した。
一人がいった「イシリス!」
3人はイシリスに乗り移られたカリヤに突進していったが、2人は吹き飛ばされて
しまった。剣を持った一人がイシリスにそれを振り下ろした。しかし、剣をつかまれ、
体は吹き飛ばされてしまった。
かけつけたスーパーGUTSのメンバーも吹き飛ばされた。
イシリスは、ヌアザ星の王として、全宇宙の神々の上に立つ宇宙の王であると言った。
イシリスは、宇宙のすべてのものを破壊する、破壊の神であった。
イシリスは、TPC本部から月に向かって信号を発進した。それにより王家の谷に
異変が起きた。月の質量は増加し続け、月は地球へと落ちてこようとしていた・・・。


今回は、いいですねぇ。オカルトですねぇ。ゼネキンダール人の登場したあの回と
同様に、考古学の権威であるカリヤ隊員が活躍した(というのか?)ストーリーでした。
こういっては何ですが、「ティガらしい」ストーリーだった気がします。
ここ数回、ギャグ的なストーリーだったので、特にストーリーが引き立つ感じがします。

ガッツディグ」のような地底用ドリルタンクは、ウルトラシリーズには必要不可欠な存在なんですね。
そうそう、カリヤはTPC本部へ帰還するとき、ガッツイーグルのアルファ号で帰ってきたと思うのですが、
TPC調査団の3人は何に乗ってきたのでしょう?月面基地ガロアにあった宇宙船?

しかし、なぜアスカは「みたか、俺のチョーファインプレイ!」と言った後に、
すぐ攻撃を受けちゃうんです?思いっきり油断してますよね(^_^;)。

王家の谷にあった石像の体をかりて甦ったイシリスですが、ミイラのように包帯が
手足についていて、古代という感じがしてよかったですね。

ダイナはイシリスとの戦いで、苦戦していましたが、カリヤが棺の中にあった、イシリスの
亡骸に剣を突き刺し、ダイナと戦っている像を弱らせます。そこでダイナはストロングタイプになって、
パンチを一撃!イシリスは空へとばされそして爆発してしまいます。
でも、パンチだけでやっつけられてしまうのは、とどめとしては迫力にかける気がします。
ダイナでは、宇宙空間での戦闘シーンが多いのがわりと好きです。
これは、ダイナの特徴と言ってもいいでしょう。

感想は、割と短めですが(^_^;)、今回のストーリーは今までのダイナの中でかなり
好きな方です。今回の脚本を担当された「古怒田 健志」さんですが、第5話の
「ウィンニングショット」以来、2話目の担当だと思います。
前回の、友情をテーマとして書かれていたのとは、感じの違うストーリーでしたね。
また、ダイナの脚本に参加されることを期待しております。

次回予告

優しい標的

墜落した宇宙船には、フレア星雲の美しい青年「シオン」が乗っていた
マイはシオンにひかれていくが・・・。


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