ダイナ最新話感想

第11話

幻の遊星

放映日

1997年11月15日

登場怪獣

モンスアーガー
ハネジロー


脚本

川上 英幸

監督

原田 昌樹

特技監督

原田 昌樹


感想

ちょっとだけ「あらすじ」を・・・。

海王星探査衛星「ネクスト」から送られてきた映像には、緑豊かな森林が映し出されていた。
この映像は、一ヶ月ほど前に太陽系へやってきた「メラニー遊星」のものだった。
スーパーGUTSは、冥王星近くをさまようメラニー遊星を調査するためにネオマキシマ搭載の、
ガッツイーグルで向かうことになった。
メラニー遊星に到着したスーパーGUTSメンバーは、コウダ隊員をガッツイーグルに残し、
アスカ、ナカジマ、カリヤ、リョウ隊員で調査を開始した。この星は大気、重力とも地球と
変わらなかった。
「アスカ、ナカジマ」と「カリヤ、リョウ」のチームに分かれて調査をすることにした。
アスカ、ナカジマチームは、黄色い色した羽の生えた小動物(ハネジロー)を発見する。
ハネジローは、二人を誘うように洞窟の中に入っていった。その洞窟の中には、人工的に
作られた施設があった。そして、二人はそこで宇宙人の死骸らしき物も発見する。
アスカはハネジローが怪我をしているのをみて、治療をしてやった。
元気を取り戻したハネジローは、さらに奥へと案内し、二人は扉を発見する。
アスカが扉を開けると、そこには部屋があり、なんとホログラフ発生装置、酸素発生装置、幻覚ガス
発生装置があった。そして、ガラス窓の向こうにはカプセルの中で眠っている怪獣の姿があった・・・。
そのころ、カリヤ、リョウの二人は、採取した花が手から消えてしまうのを目撃する。
そして、森を抜けたところに多数の破壊されたUFOの残骸を発見する。
ナカジマの推測では、メラニー遊星は異星人が作った宇宙戦争用の兵器で、怪獣は生物兵器だという。
これを作った異星人は、楽園を求める宇宙人達をおびき寄せるため、ホログラフや幻覚ガスを使い、
寄ってきたところで怪獣が破壊するというものではないかともいう。
その時、怪獣カプセルが地上へと動き出した・・・。


今回の話は、非常にできが良かったと思います。
ストーリーも、特撮も今まで以上にすばらしいできだと思います。
なんといってもハネジローがかわいかった!!

ナカジマ隊員は、かなり臆病者なんですね(^_^;)。
大気や重力が地球と同じだと分かって、アスカがヘルメットを取り、ナカジマ以外の隊員がみんな
ヘルメットを取っているのに、ナカジマだけしばらくヘルメットをかぶっていたし、
アスカがハネジローを追っかけて洞窟に入っていったときも、

 「(探知機が反応しているのもみて)ほら、入っちゃいけない反応が出ている!
 「ちっちゃい生物が奥ででかくなって、口開けて待っていたらどうするんだ?

なんて、とにかくうるさい。
今回のストーリーでは、一番良くしゃべっていたでしょう。
・・・小さい生物が恐いって、「第7話 箱の中の友達」にでてきた、ギャビッシュのせいだったり
して。

今回は、いろんなギャグがちりばめられていましたが、ストーリーはしっかりしたもので、
秀作でしたね。
ご覧になった皆さんも、そう思っていると思いますが、今回のストーリーで一番のギャグは、
カリヤ隊員とリョウ隊員のやつでしょう。

二人で調査しているとときに、スイセンのような花をみつけ、リョウがそれをとろうとします。
それをカリヤ隊員がじっと見つめているので、リョウが、

 「花の採取も調査のうちなんだから。」

と、ちょっと恥ずかしそうに言うと、真面目な顔でカリヤ隊員はこういいます。

 「花を摘んだりするのが、こんなあに似合わない女もいるもんだなあと思って・・・。

と、笑わずに淡々としゃべるのでした。

カチン!ときたリョウは(本当に「カチン!」と音がして)、左手のパンチをカリヤ隊員にプレゼント
したのでありました(^_^;)。ダイナで語り継がれる、伝説的なギャグになることでしょう(^_^;)。

特撮も非常に良かったです。
メラニー遊星へと向かうガッツイーグルが、大気圏へ出る前に雲の中から出てくるシーンは、
すごくかっこよかった!。カメラアングルは、最高でしたね!!
また、カリヤ隊員と、リョウ隊員が多数の破壊されたUFOを発見するシーンなんか、SF映画を
みているようでした。
テレビシーンの掲載はしないつもりだったのですが、このシーンだけは、まだご覧になっていない
方にもぜひ観てもらいたくて、掲載します。尚、クレームがついた場合は即座に削除します。


今回はハネジローが中心でしたね。ちなみにハネジローという名前は、アスカが帰りのガッツイーグルの
なかでつけました。

 「ハネが生えているから、ハネジローでいいか!

だって!・・・そ、そんな安易な名前でいいのか?
人形の動きもとても可愛らしかったです。CGと人形をうまく使い分けていましたね。
顔は作り物のようなのですが、動きが可愛くて、なんだか本当にいそうな気がしました。
ハネジローはレギュラーになるのでしょうか?

ダイナの登場シーンですが、往年のあの光に包まれて右手のグーを大きく前に出すシーンでした。
ああ!これもかっこいい!!

ストーリも、ネオフロンティア時代を迎えての出来事という感じがします。
また、今まで以上に力のはいっているストーリーだと思います。
こういう感じで進んでいくのであれば、ダイナも十分期待できると思います。

次回は、ネオウルトラマンのメルヘンを描き続ける太田愛さん脚本のお話です。
次回も楽しみです!

次回予告

怪盗ヒマラ

ヒマラはみた。地球上のありとあらゆる美しいものを・・・。
『私が美しいと感じたものは、もはやすべて私のものなのだ。』


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